どうも! gucchiです。
先日「時計を服と一緒に洗濯しちゃったんだけど・・・。」
と、相談を受けることがありましたので今回は「時計が水没してしまった場合の対処法」について紹介していきます!
この記事の目次
腕時計が曇る、結露する、、、その原因とは?
今回相談を受けたように「洗濯してしまった」ということも偶に聞きます。
他にも「雨の中で長時間使用してしまった」「竜頭を締め忘れた・ちゃんと締まっていなかった」「お風呂やシャワーをしてしまった」などの完全に水没させた「人」による要因や、時計を密閉しているパッキンの劣化、先ほどの水没のケースでも挙げた竜頭の不良、風防のひび割れなど「物」自体の要因があります。
また、暑い場所と寒い場所の行き来などによる時計周辺の温度差でも時計が曇ることがあります。
「人」「物」どちらにしても時計内部に入ってしまった水分が原因で、時計内に水蒸気・水滴が発生してしまうんですね。
それでは処置方法についてです。
オーバーホール
「餅は餅屋」、これが100点です。
時計は繊細にできていて、何の知識もなしに修理しようと試みても事態が悪化して終わってしまいます。
中身には手を出さず、ケースの外側やベルトの水気を拭いて除去する程度にしておきましょう。
オーバーホールは時計店にお願いすることになりますが、自分が時計を購入したお店はもちろん、皆さんの住んでいる身近なところにも修理屋さんはあるので探してみてください!
しかし高級ブランドには自社生産のムーブメント(時計の駆動機構)で作られている物もあります。
修理する場所によっては部品供給ができず代替え品のパーツでの修理になったりすることもあるのでなるべく正規店や専門の修理店にお願いするようにしましょう。
最近ではオンラインでオーバーホールをお願いすることもできます。
全国どこからでも配送することで修理対応が可能です。
※時計修理専門店WATCH COMPANYは自社工房で時計の修理を行っているためリーズナブル且つ、スピーディーに対応してくれます。
また梱包キットも無料のため費用が抑えられます。
ロレックスやオメガなどの有名ブランドを含め年間20,000本以上の修理実績があるので、正規店以外でのオーバーホールを考えている方は是非見積もりだけでもしてみてください!
応急処置
とは言え、海外で水没させてしまい直す時間が無い人や忙しくてすぐに修理に出せない人、予算がない人のようにオーバーホールに出せない人もいると思いますので応急処置の方法について説明します。
またオーバーホールに出して修理に入るまでの間にも水分は時計に悪影響を及ぼしますので時間がある方はやってみてください。
1.外観の水分をとる
まずは時計のケースやベルトについた水気を取ります。今以上に時計内に水分を侵入させない様にするためです。
2.乾燥させる
次は時計内部に残っている水分をとります。
ジップロックやタッパーなど密封容器を準備し、その容器に時計と乾燥材(シリカゲル等)を入れて数日間放置します。
半日~1日たって乾燥剤が水を吸わなくなったら新しい物と取り替えます。湿った乾燥剤はレンジで30秒ほどチンすれば復活します。
できれば裏蓋を開けた方がいいんですが、元に戻せる自信が無い人や工具が無い人は竜頭だけ引いて入れるだけにしましょう。
ガラスについた曇りはすぐに取れますがしばらくは我慢です。内部にまだ水が残っている可能性があります。
数日たったら一度風通しの良い場所においておきます。ガラスが曇らなければOKです。
ドライヤーで乾かす方法もありますが時計が高温になるとパッキンや内部の機械油が劣化する恐れがあるのでなるべく時計から離して当ててみてください。
木製時計が濡れた場合の注意点
最近ではおしゃれな木製時計(ウッドウォッチ)も存在しますが、木製時計は特に水の影響を受けます。
木製時計が水分を含んだ場合、目に見えては分かりづらいですがケース・ベルトともに膨張します。
ベルトのコマが膨張するとコマの隙間が無くなって動きにくくなりますがあまり動かさないように…。コマ同士が擦れて痛んでしまいます。
乾燥させれば自然と収縮して動く様になるので安心してください。
ただ木製時計の場合は乾燥のしすぎにも注意しましょう。過度な乾燥は傷や割れの原因になります。
時計に潤いを与えるためにメンテナンスオイルの塗布を検討してみてください。
価格:698円 |
時計が長持ちするだけで無く、艶が出て色合いも良くなります。
終わりに
時計に付いた水分の放置は内外問わず錆が発生したり、文字盤の劣化、時計の動作不良の原因になります。
不具合が起きたときの点検・修理は早めに実施しましょう。悩んでいる間にも時計の調子は悪くなっていきます。
また普段何気なく使っているときでも汗や雨などの水滴がつくので時計を外したあとの清掃はしっかりやることをオススメします。別の記事でも紹介していますので見てみてくださいね。
今回はは「時計が水没してしまった場合の対処法」について紹介しました、参考になればうれしいです。
時計は大事なパートナー、できる限り大切に付き合っていきましょう!
gucchiでした!