概要
ダイバー(A、B)、(C、D)、E…の数名はボートダイビングを実施。※…( )内がバディ
ダイブスポットに到着したダイバーたちはエントリーの準備を開始。
準備の出来たダイバーAが先にエントリー、続いてダイバーBもエントリーする。
ダイバーA・Bが船首のアンカーロープへ移動を始めようとしたとき、船上からダイバーCがエントリー。
エントリーしてきたダイバーCにBは気づくも退避が間に合わず、両者が接触する。
今回はダイバーAがダイバーCの行動に気づいたためダイバーBに注意喚起をしました。
結果ダイバーBは退避こそ出来ませんでしたが、手を出してダイバーCのシリンダーを受け止めたので大事には至りませんでした。
このトラブル事例では怪我なく終わりましたが、一歩間違えばシリンダーが頭に当たってしまうところでした。
原因
・エントリー前に水面を確認していなかった
・水面移動時に安全な距離を確保していなかった
・バディも注意した方がよかった
今回は接触した両者に問題があったトラブルです。
両者に必要だったこと、その他あった方がよかった配慮を確認しましょう。
対策
・エントリー前の水面の確認
・水面ダイバーのOKサイン確認
・エントリーしたら船の直下から離れる
・船上のバディも周りの動きを確認
ボートからの水面の確認はエントリーの必須ポイントです。
水面のダイバーと合図を交わしますが、向こうが気づいていない場合は相手がちゃんと離れたことを確認しましょう。
エントリーをしたら船の直下から離れましょう。
船の直下は船上からは死角になるので、他のダイバーがエントリーしても接触しない位置へ移動します。
船上にまだダイバーがいたらOKのサインを出し集合場所に移動しましょう。
船上・水面の他のダイバーもなるべく気をつけます。
エントリー直後はトラブルが多いです。
シリンダーのバルブが開いていなかった・冷たい水に入って体調が急変したなどなど。
エントリー使用としている人がいたら水面を見てあげる。
水面で待っているダイバーは移動中のバディにトラブルがないか確認する。
などの配慮も必要かと思われます。
全員が行動のポイントに注意して楽しいダイビングをしましょう。