ダイバーもノンダイバーも共通して不安を感じることが多いのが「耳抜き」。
今回はそんな「耳抜き」をやり易くする方法を紹介します。
※今回の記事では耳抜きの種類については触れません。
この記事の目次
耳抜きはダイビング前から!
起きた時から耳抜きは始まっている。
潜り始めてから耳抜きをするのではなく、ダイビングを始める数時間前から何度か耳抜きをしてみましょう。
そうすることで潜降時に耳がブロックされにくくなると言われています。
起床時、移動時間、休憩時間、潜降直前などこまめにやってみましょう!
あくまで無理のない範囲で優しく行いましょう。
ガムなどを噛む
ガムなどを噛んで顎や喉を動かす事で、耳管を開く筋肉が動きやすくなります。
ガムがなくても顎を動かしたり唾を飲んだりすることも効果があります。
アルコール・たばこを避ける
アルコール・たばこは粘膜が刺激され耳管を塞ぐ粘液が出るそうです。
その為、喉と中耳の間がふさがれるので耳抜きがやりにくくなります。
耳抜きに自信がない方はなるべくダイビング前日からの飲酒と喫煙を控えるようにしましょう。
耳抜き練習用のアイテムを使ってみる
オトヴェントによる耳管通気の原理がダイビングの耳抜きと同様のため、効果があるようです。
潜降中の耳抜き
水面をみる
水面を見上げると首が伸びるので耳管が開きやすくなります。
また気体(空気)は上に上がり、粘液(液体)は下に降りてくるので耳抜きがやり易くなります。
その為フィートファーストで潜降することも有効です。
潜降ロープ・アンカーロープを使用する
自由潜降よりロープを伝っての潜降の方が、潜降スピードをコントロール出来ます。
耳抜きが苦手な人は耳に違和感を覚える前に止まって耳抜きを行いましょう。
耳が痛くなってもすぐに止まる事が出来るのでパニックの防止、圧外傷の予防にも繋がります。
自由潜降することが格好いいのではなく、コントロールされた潜降をすることが格好いいダイバーです。
※ポイントによっては自由潜降するしかない場所もあります。
マスクには水が入らないように
鼻に水が入ると粘膜が刺激され、粘液が出るようになります。
前述のように耳管を塞ぐ原因になるのでマスクに水が入らないようにしましょう。
終わりに
今回は「耳抜き」やり易くなる方法を紹介しました。
体調によってはどうしても耳抜きが出来ない場合もあります。
そういった場合はダイビングを中止することも検討しましょう。
無理な耳抜きは耳を痛める原因になります。
体質によって耳抜きが出来ない方もおられるので耳鼻科の専門医に相談してみてください。
耳にトラブル、違和感がある方も同様です。
安全に耳抜きをして楽しいダイビングを。
それでは!