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目の悪い方がダイビングをする上でよくある質問が、

「コンタクトは使わない方がいいの?」です。

 

コンタクトだと目が痛むよね?と思われるように、

プール内の塩素海水内の塩分・雑菌によって炎症や感染症を引き起こす可能性は拭えません。

つけないに超したことは無いんですが、この問題で悩んでいる方の多くはそれについては重々承知ではないかと。

 

どうやら本題は「コンタクトレンズ」と「度入のマスク」どっちで潜った方がいいのか?のようで。

 

この悩みに対して「全員がこうしよう!」と言う明確な答えは出せないため、この2つの良し悪しを比べてみようと思います。

比べた上で各自のスタイルに合わせて使用するのが一番でしょう。

 

この記事の目次

コンタクトレンズの特徴

 

メリット

  1. 陸にいるときに不便をしない
  2. つけ替えの手間がない

コンタクトを使うメリットは海の中でなく、陸や船上にあるようです。

普段と同じように視界を広く保てることもそうですが、マスクで鼻が塞がる、曇ることへの不快感を感じなくて済みます。

 

またエントリー前、エキジット後もマスクの着脱だけでいいので、行動がスムーズに行えます。

 

デメリット

  1. ダイビング中に外れる可能性がある
  2. 「外れたら」という不安感がある
  3. 目を痛める可能性

3項のことには冒頭で触れたので割愛です。

 

問題はダイビング中に外れる可能性があること、それに付随して「外れたら・・・」と不安があることです。

 

私自身もインストラクターの試験でレスキュー科目をやっている時に外れ、苦労をした経験があります。

試験日はあまり海況がよろしくなく白波が立つ中での試験でした。

そこで事故者役をやっている時にマスクを外された際、波を被り流されてしまいました。

 

やはりエキジットし辛かったのですが、外れたのはそのときだけ。

後は聞くところでは「マスククリアをした際に外れた」という話くらいでしょうか。

 

そういうこともあるので全水でのマスククリア時は目をつむって行った方が無難です。

そうは言ってもインストラクターの方は生徒を監視する義務があるので、講習の際は度入マスクの方がよさそうですが。

 

また普段コンタクトの人はコンタクトをしていない状態では、海中でどのように見えるかを確かめておいた方が良さそうです。

一日のダイビングの最終ダイブ終了時に外して海中を見てみるのが効率が良いと思います。

 

海中では1.3倍ほど大きく周りが見えるので視力0.1くらいでもぼんやりなら見えるそうですよ。

 

度入マスクの特徴

メリット

  1. コンタクトが外れることでのトラブルがなくなる
  2. 目が疲れない
  3. コンタクトをつけられない人にも使える
  4. スキルのデモンストレーションでも安心して使える

コンタクトレンズと違い、外れることを気にしなくていいのが利点です。

しかしフィンキックなどを喰らい、マスク自体が外れてしまった場合は結局見えません。

 

また目に直接つける訳ではないのでコンタクトに比べ、目が疲れにくいです。

ライアイなどのコンタクトをつけられない人にも使うことができます

 

インストラクターやアシストの方は何度もマスククリアのデモをしないといけないので、コンタクトが外れる可能性が高いです、

そうなると講習を中断しないといけなくなる可能性もあるので度入マスクの方が安全かも知れません。

 

デメリット

  1. レンズ代が掛かる
  2. 簡単に度数を変更できない
  3. 陸、船上での不快感
  4. 外す場合は視界不良となり眼鏡が必要

コンタクトは普段使いできますが、マスクは海でしか使用できません。

限定的な環境での使用となるため、予算と検討して見た方が良さそうです。

安いという物ではないので、簡単に度数を変更できないのもネックですね。

 

また眼鏡が無い場合は船上・陸上でもマスクを着けて行動する必要があるため、マスクの曇りや閉塞感などがあります。

マスクを外す際は眼鏡が必要となります。

 

なるべく視力を矯正していない状態で動き回らないようにしましょう。

視界不良で岩場や船上で転倒したり、物に躓いたりという事例もあります。

 

 

 

終わりに

どちらで潜るかは人それぞれのスタイルによります。

メリット・デメリットを考え、自分の納得できる方を選びましょう。

 

私は普段コンタクトを使用して潜っていますが、一緒に持って入る予備マスクを度入にすることを検討中です。

 

コンタクトを使う場合は最低限1dayの物を使用しましょう。

ダイビング後はなるべく早めにコンタクトを外して、目を洗った方が炎症や感染症の予防になります。

 

 

 

 

 

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