「エアの消費量を抑えるロードマップ」の3回目になります。
ロードマップ①②を終えたあなたは、器材のベースをしっかりさせた上で高効率の泳ぎ、呼吸ができるようになってきていると思います。
装備を充実させて技を磨きました。
このロードマップ③では「心」と「体」を磨くことで、更なるエア消費量の低減を目指します。
この記事の目次
喫煙の有無
喫煙は肺活量の低下、酸素循環の妨げになります。やめましょう。
体を鍛える
脚力・体幹などを鍛えることで、酸素の摂取効率が上昇するそうです。
また体幹を強くすれば器材を支える力が付きます。
脚力の強化は疲労の軽減だけでなく、より硬いフィンを使える様になり、一度のフィンキックで進める距離が増えます。
身体の強化は私生活にもプラスになるので、日頃からしっかりと運動する習慣をつくりましょう。
メンタルを鍛える
過度な緊張感(ストレス)は呼吸を早めます。
- ここまでの努力を思い出し、自己肯定感を高める。
- ヨガや瞑想を取り入れてリラックスする。
- 「強いメンタルは強靭な身体に宿る」という気持ちを持ち、極限まで身体を研ぎ澄ませる。
等々、メンタルを鍛える方法はさまざまです。
心理学を学ぶことで自分が何に緊張しているのか、何を不安と感じるのかを知る糸口を見つけることができる可能性もあります、オススメです。
不安感(バディとの距離)
バディとはぐれる事に不安はないかを考えます。
不安になると恐怖心から急いでバディとの距離を詰めたりして、無駄な動きが増えます。
カンカン棒やダイビングベルを携帯することで少しの距離なら平気になることもあります。(平気だからと言ってバディと離れすぎるのはNGです。)
またはぐれた時のために、フロートやスプールも携帯しておけば安心感が増します。
不安感(深度)
あまり経験のない深場では不安感を高めることがあります。
18mまでしか潜れないダイバーが18mにいる時と、普段30mまで潜ってるダイバーが18mにいるのとでは心の余裕が変わってきます。
ステップアップをし、より深い深度で潜れるようにすることで心の余裕を作ります。
不安感(残圧量)
残圧計のゲージがレッドゾーンに入ったら、不安感から呼吸が増えることがあります。
ブリーフィングを確実に行い、余裕を持ってエキジットできるようにします。
エアマネージメントをしっかり行い、指定残圧(〇〇barになったら教えてねってやつです。)で申告できるようにします。
気づいたらレッドゾーンでした…と、ならないように。
ロードマップ④へ
心身面は鍛えてから結果が伴うまでに時間が掛かります。
始めはしんどいですが心身を鍛える習慣を作ってしまえばこっちのものです。
強い身体と心はエアの消費量を抑えるだけでなく、人生を豊かにします。
これでもエアの消費量が改善されなければ、いよいよ別の方法も視野に入れましょう。
例の「経験を積みましょう」を流石に使います。